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バサルト

バサルトは暗灰色から黒色をした細粒の火山岩であり、そこから作られるバサルト繊維は、100%無機の連続繊維です。この繊維は1995年に民生用途として初めて実用化されました。繊維の直径は約11.0µmで、安定性・耐久性・コスト面において優れています。さらに、繊維自体が持つ自然な金褐色は、デザイン性を求める用途にも適しています。バサルト繊維は、自動車、航空機、船舶、家電製品などの製造において、電気絶縁材や耐火材として使用されます。また、腐食性のある液体の輸送管材にも使用可能で、グラスファイバー管と同じ設備で製造できる点も特長です。

バサルトの主な特長

- 含水率が非常に低く、ガラス繊維の1/10以下
- 酸やアルカリなど腐食性の高い薬品にも強い耐性
- エポキシ系接着剤との高い密着性
- 不燃性の天然素材
- 酸・アルカリに対して優れた耐性
- 高い強度

- 優れた耐薬品性
- 過酷な条件下での長期間使用でも、強度や電気絶縁性能が安定
- グラスファイバーに比べ、複合材料としての性能が優れている
- Sガラス、Rガラス、カーボン繊維と比べてコスパが良い
- 100%天然素材のため、無毒かつ発がん性がない